インターネットを活用した「e-ビジネス」の全体像を、買い物・お金・もうけ方の3つの視点で整理します。EC(電子商取引)の4分類、シェアリングエコノミーやクラウドファンディング、サブスクなどの新しいビジネスモデルまで、身近な例で一気に押さえましょう。
先生、ECサイトってAmazonとか楽天みたいなやつだよね?
そうよ。
ECは日本語で電子商取引。
ネット上の売り買い全般を指すのよ。
ふつうに買い物してるだけだと思ってたけど、ちゃんと名前あるんだ。
そのECは『誰が誰に売るか』で分類されます。
B2Cは企業から消費者(Amazon)、B2Bは企業から企業(部品の卸売)、C2Cは消費者どうし(メルカリ・ヤフオク)です。
んん…BとかCって何の頭文字だったかなぁ?
いい質問ね。
BはBusiness(企業)、CはConsumer(消費者)よ。
『左が売る人・右が買う人』と読むと迷わないわ。
B2Cなら『企業が消費者に』ね。
あ、矢印みたいに読めばいいんですねぇ。
すっきりしましたぁ。
補足すると、行政が関わるG2C(行政から市民への電子申請)や、企業が自社の従業員に売るB2Eもあります。
メルカリってC2Cだよね。
じゃあ自分の使ってない部屋を貸すのも消費者どうし…これも何かある?
鋭いわね。
それがシェアリングエコノミー。
個人の持ち物や空き時間を貸し借りする経済のことで、Airbnb(空き部屋)、Uber(自家用車での配車)、スキルシェアなどが代表例よ。
マジか、遊んでる部屋でお金が稼げるってことじゃん。
あのぅ、お店を始めるお金を、ネットでみんなから集めるのもありますよねぇ?
それがクラウドファンディングですね。
crowd(群衆)+funding(資金調達)で『大勢からお金を集める』という意味です。
お礼に商品をもらう購入型、見返りのない寄付型、配当などを狙う投資型の3つがあります。
応援したい商品に先にお金払って、できたら送ってもらう…あれが購入型か。
そう。
次はお金の払い方ね。
電子マネーやQRコード決済、クレジットカード、後払いなど手段が多様化しているわ。
ほのか、最近はPayPayばっかり使ってますぅ。
あれもECなんですかぁ?
決済はECを支える手段ですね。
ちなみにビットコインのような暗号資産も支払いに使えますが、注意が必要です。
ビットコインってお金じゃないの?
ニュースでよく聞くのに。
日本では暗号資産と呼ばれ、円のような法定通貨ではありません。
値動きが激しく、資金決済法という法律で規制されています。
国が保証してるかどうかが違うんですねぇ。
覚えておきますぅ。
最後はもうけ方=ビジネスモデルよ。
定額で使い放題のサブスクリプション、基本無料で一部を有料にするフリーミアム、広告で稼ぐ広告収益モデルなどがあるわ。
Netflixもオンラインジムもサブスクじゃん。
フリーミアムは…スマホゲームの課金とかかな?
そのとおり。
フリーミアムはfree(無料)+premium(割増)を合わせた言葉。
まず無料で試してもらって、便利な部分にお金を払ってもらう仕組みよ。
販売戦略の用語も狙われます。
売れ筋以外の少量多品種が積み重なって大きな売上になるロングテール、ネットから実店舗へ誘導するO2O、両者を統合するオムニチャネルです。
O2Oとオムニチャネル…似てて混ざりそうですぅ。
O2Oは『ネット→店へ送り込む』一方通行のイメージ、オムニチャネルは店もネットもアプリも全部つなげて、どこから来ても同じ体験ができる状態よ。
覚え方は『O2Oは誘導、オムニは統合』ね。
なるほど、買い物・お金・もうけ方の3つで考えると頭に入るね。
ふふ、いい整理。
ECの分類は『左→右』で読む、暗号資産は法定通貨じゃない、ビジネスモデルはサブスク・フリーミアム・広告。
この3つを押さえれば大丈夫よ。
確認クイズ
消費者どうしが商品やサービスを売買する電子商取引の形態はどれか。
- B2B
- B2C
- C2C
- G2C
こたえを見る
正解: 3. C2C
C2C(Consumer to Consumer)は消費者どうしの取引で、メルカリやヤフオクが代表例。B2Bは企業間、B2Cは企業から消費者、G2Cは行政から市民への取引なので誤り。左の文字が売る側、右の文字が買う側と読むと区別しやすい。