IPAが2026年3月31日に公表した見直し検討状況により、情報処理技術者試験が2027年度から刷新されることが明らかになりました。ITパスポートも出題分野が大きく再編されます。「いつまでに受ければいいの?」「学習はどう変わるの?」——受験時期の意思決定に必要な事実を、4人の会話で整理していきましょう。最新の日程と休止の予定は試験情報にまとめています。
先生!
ITパスポートが2027年に大きく変わるって聞いたんですけど、あたしの勉強これ無駄になっちゃう?
よっしゃ受けるぞって思ってたのに!
落ち着いてね。
無駄にはならないのよ。
まず事実を正確に押さえましょう。
IPAが2026年3月31日に、情報処理技術者試験を2027年度から刷新する検討状況を公表したの。
ITパスポートについては、現行の『ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系』を、『ビジネス』『テクノロジ』『セキュリティ・倫理』の3分野に再整理する予定なのよ。
つまり、区分の数は3つのままですが、中身の切り分け方が変わるということですね。
補足すると、新たに『DXマインド』や『データマネジメント基礎』といった内容が追加されると公表されています。
近年のデジタル化の流れを反映した再編と言えます。
うぅ〜ん…じゃあ、ほのかが今から勉強してるのは全部変わっちゃうのぉ?
なんだか不安なのぉ…
そこが大事なところね。
現行制度は2026年度の実施をもって終了予定なの。
だから現行構成で受験するなら、公式の会場日程を確認して年内に計画する必要があるわ。
IPAの案内では2026年12月28日以降に休止予定で、選択できる最後の試験開催日は12月27日。
ただし会場によってはそれ以前に終了する場合があるの。
え、休止しちゃうんだ!
要は『12月27日を上限に、受けられる会場を早めに確認する』ってことだね?
その理解で合っています。
補足すると、この休止はシステムリプレースに伴うもので、当初の2026年4月以降という予定が12月28日以降へ延期された経緯があります。
再開時期は決まり次第、公式ページで案内されます。
じゃあ、新しい試験の中身って、もう全部わかってるのぉ?
全部ではないけれど、かなり見えてきたのよ。
2026年8月31日に、新制度のITパスポート試験のシラバス案(Ver.0.1)とサンプル問題が公開されたの。
サンプル問題は4問で、『マインド・スタンス』『データマネジメント』『情報倫理・AI倫理』の分野から出されているわ。
ただしシラバス案は『案』で、今後変わる可能性があるの。
新制度で受験する人は、公式のシラバス案とサンプル問題を確認してから学習範囲を決めるのが適切ね。
もう一点、大きな動きがあります。
ITパスポートの次のステップとして『データマネジメント試験(仮称)』が新設される予定です。
これはAI活用に必要なデータの整備・管理スキルを評価する試験で、ITパスポートの上位・次段階に位置づけられます。
さらに『プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)』も検討中とされています。
おぉ!
ITパスポートに受かった後の道が増えるってことか。
要は次のステージが用意されるってことね、よっしゃ!
そういうことね。
整理すると——現行制度で合格を目指すなら、12月27日を上限に実際の会場日程を確認して受験する。
それ以降の再開時期は公式発表を待つことになるの。
焦る必要はないけれど、自分がいつ受けるかで学習内容が変わるから、そこを意識して計画を立てるといいわね。
うぅ〜ん…わかったのぉ!
ほのかは早めに受けて、それから新しい試験も考えてみるね。
えへへ、なんだかスッキリしたのぉ!
確認クイズ
現行のITパスポート試験について、正しいものはどれか。
- 2026年4月をもって受験できなくなった
- 選択できる最後の試験開催日は2026年12月27日で、会場によってはそれ以前に終了する
- 2027年度以降も現行の出題構成のまま継続する
- 2027年4月1日に再開することが確定している
こたえを見る
正解: 2. 選択できる最後の試験開催日は2026年12月27日で、会場によってはそれ以前に終了する
IPAの案内では、試験休止は2026年12月28日以降で、選択できる最後の試験開催日は12月27日です。会場によってはそれ以前に終了する場合があり、再開時期はまだ公表されていません。
公式情報: IPA 試験制度見直しの発表 / 新試験制度のシラバス案 / 新試験制度のサンプル問題 / ITパスポート試験 FAQ(2026年10月7日に確認)